2015年3月12日木曜日

小原光洋


【自己紹介】
横浜市在住。ビールっ腹。肩甲骨可動域の狭さが悩みの26歳。

【冒険の記録】
寝過ごして、スタートが遅れる。
自宅最寄駅にて偶然職場の先輩に出会う。
次の予定まで時間があると言うので、クエストに誘ってみて、共にYCCに向かう。
日吉で買ったという、いちご大福を手にいれる。

▼1
15時ころYCCに到着。冒険の書を手にいれる。
先輩は《港のファンタジー編》へ。自分は《清水ヶ丘クロニクル》へ。

▼15
YCCを出ると、どうも雲行きが怪しい。関内駅に向かう。
少し歩くとお腹が減ってきた。朝食・昼食を食べていないことに気がつく。

▼9
一度も使用したことのない関内駅9番出口前に到着。
他の出口に比べて暗い気がして、ダンジョンに入るRPGの主人公の気持ちになる。

▼46
駅構内のブラックボードを久しぶりに目にする。いつからか目にすることがめっきりなくなった。
小学生のころ、この掲示板で友人と遊んだ記憶がよみがえりそうになるが、書いた内容を一切思い出せない。

▼19
寺山修司の一文。この後の冒険を示唆すると、推測する。

▼68
吉野町駅に到着。雪が降ってきた。
サンマーメンを食べようと思い、交差点に向かうが、時間が遅く、休憩中とのこと。断念。

▼137
日枝神社に寄り道。鳥居前で、近隣住民が井戸端会議をしている。自転車のカゴに入れた玉ねぎがなくなったらしい。
「鳥居をくぐる際は一礼しましょう」と看板がある。一礼して鳥居をくぐる。初詣。おみくじを引こうと思うが、なさそうなので諦める。

▼17
南太田駅に到着。ある男が呑み屋を出て路地に消えていったらしい。
立ち呑み屋ころりん亭。立ち呑み屋といいながら、座席が完備。年配の方に優しい。
長居は無用。ビールを一杯ひっかけ、ある男の影を追ってみる。

▼33
路地を歩く。猫が見当たらない。猫に会うため、5分ほど待ってみる。こない。
猫好きなのに、猫がなついてくれない。ある男とは違うみたい。

▼38
和菓子屋、八百屋、喫茶店、肉屋を横目にコンビニに到着。
途中甘いものを買おうと思ったけど、いちご大福を持っていることを思い出し、思いとどまる。

▼45
コンビニでトイレを済ませ、ホットコーヒーを購入。
店員さんは冒険の書を見慣れているのか、赤い本を小脇に抱えていても全く動じない。

▼70
ドンドン商店街を歩く。とても良いネーミングだと思う。
いまは地下に潜ってしまったドンドン川も見てみたかった。

▼79
「ニューママセンター」の看板を発見。
もう「ニュー」とつく看板に新しいものはほとんどない。
その当時の「ニュー」さが伝わってきてかわいらしい。

▼83
ぐんぐんと坂道をあがる。途中何度か猫に出くわす。
足舐めてたり、あくびしてたり、ここにはゆったりとした時間を過ごす猫が多い気がする。

▼93
三叉路が一向に姿を現さないので、とりあえずまっすぐ歩く。
いろいろと誘惑が多いので、まっすぐ歩く事は難しい。

▼98
高校がみえてきた。こんな坂の上に高校に通ったら、足腰が鍛えられそう。
家から近いという理由だけで高校を選んだ自分を少し恥じる。

▼102
右手の暗い道を進む。

▼113
まっすぐ歩くとどんつきに公園がある。
冒険の書には公園に入らず左折と書いてあるが、そんなことはできるはずはない、カバさんの遊具がある。無類のカバ好きには難しい指示。
このカバさんは確かフランス出身。
日本各地の公園に住んでいるのだけれど、基本的に青。この子は結構珍しい赤。他に黄色の子も見た事ある。
舌の部分には内臓が書かれていて、そこに泥がついていてなかなかグロい。
この子をここに住まわせた人は結構なカバ好きだと思う。入り口におしりを向けている。
カバさんの魅力は端正な顔立ち、愛くるしい体型と、あげればキリがないのだけれど、おしりは最も魅力的な部分のうちのひとつ。水中にいるときにその魅力は最大限に発揮される。

▼126
清水ヶ岡公園に到着。天気のせいか、暗い雰囲気。
犬の散歩をする人、カードゲームをする子ども、テニスコートを修繕する人、となかなか賑わっている。

▼131
目の前にトンネルが現れた。大原隧道というらしい。不気味。中に入ると長さに驚く。
先にトンネルに入っていたお菓子の空き袋がかさかさと音を立てて遊んでる。
水道幹線路ならば水の音が聞こえるだろうと壁に耳を当ててみる。全く聞こえない。
出口付近で、水道埋まってるの、壁ではなく床か、とひらめき床に耳を当ててみる。全く聞こえない。
誰に会いたいか考えてみたけれど、誰に会いたいというより、白子ポン酢が食べたい。あと、あん肝ポン酢。

▼140
トンネルをくぐり抜けた先、「丘と川のジョイントプロムナード」の案内板のもとに、近所の住民のゴミ捨て場がある。
案内板に張り紙がところ狭しと貼られていて、字余りの短歌でゴミ捨てのルールを唄っていたり、「散らかったら誰が掃除しますか」と問いかけていたり。なぜ注意するとき関西弁になるのだろう。

▼143
ライオンの口から湧き水が出ている。
最初に口から水が出るデザインを考えたのは誰だろうと考える。
口はものが出るところではなくて、ものが入るところ。
そう考えたら、小便小僧の方がまだ健全。大便小僧とかなんでないんだろう。と思いながら冒険は終わる。

ライオンからすぐにある横浜水天宮・杉山神社に向かう。
鳥居の前で一礼してから参拝。
おみくじをひくと、「小吉」。なんとも言い難い結果。
空を見上げると晴れ間が差している。いつの間にか雪はあがったようだ。

南太田駅に向かい、冒険終わりの一杯をころりん亭で。
ビールを飲み、「珍味」と書かれた豚の角煮を頼む。
角煮を珍味と思ったことはないから、いったいどんな味なのだろうと期待していたが、でてきた角煮は普通の美味い角煮。
あまり柔らかくなく、醤油ベースの味付け。母が嫌がりながらつくる角煮にどこか似ていて頬が少しゆるんだ。








2015年3月5日木曜日

伊藤允彦


【自己紹介】28歳。男。日本人。普段は林業系の仕事をしていて、演劇にはちょっと遠いところにいる。
今年の夏、ある代替現実ゲームに参加し、物語を現実に実装することに興味を持つ。
冒険の書は横浜の街で僕にどんな物語を見せてくれるのだろうかと期待しながら、冒険を始める。


【  1】横浜都市創造センターで「冒険の書」を入手。
【 15】「象の鼻」という言葉に魅かれ、象の鼻テラスへ。象がいっぱいいた。
【  2】何となく座席に座り、一息ついた後、いざ冒険へ。
【  7】ドミノな気分だったので、謎のパネルをとぼとぼ辿ることにする。
【 75】思っていたよりパネルがたくさんあって一人笑う。怪しい人だ。
【106】象さんがかわいかったので、ここから脱出することに決める。
【117】磯の香りを感じる為に大きく息を吸い込む。むせる。
【 71】ふと人魚の像を振り返ってみると、まるで誰かを待っているように思えた。
【 53】カフェレストランは繁盛していて、どの席にも人がいる。どんな経緯でこの店にたどり着いたのだろうなどと思いつつ、先へ進む。
【 32】せっかくだから、普通入って行かないとこにいってみようと思い地下へ潜る。
【125】階段の途中にあった怪しげなシミに心を奪われる。
【 80】薄暗い照明。あまりお店の入っていない建物。ここは誰のための場所だろうか。
【  6】思ったより渡り廊下が短い。
【 49】迷う。
【 65】うっかりボタンを押し忘れ、知らない階にこんにちは。
【 44】明かりもなく、雰囲気のある通路。平日の賑わいに想いを馳せる。
【 58】建物から外へ。入る前と少し違った街に見える。
【114】県民ホールの前ではマーチングバンドの子達が写真撮影。少し気になり、ホールの中へ。椅子に座り人の流れをぼーっと見る。
【 91】ツアーバスを待つ若者達を横目に次の場所へ向かう。ここも観光地では、などと思う。
【 76】高級そうなホテルなので、入るのを少しためらう、ホテルこわい。
【 37】中庭が見つからない事件。それにしてもこの街は喫煙室が広い気がする。
【 51】なんとか噴水を発見。出口から入ってしまった気がするが。
【 85】噴水に手を突っ込む。冷たい。
【121】おしゃれなコンビニが見つからず、遂にgoogle先生に頼るも、先生は何も教えてくれなかった。
【 25】タワーも気になるけど、公園へ。
【132】地元で出会った方が偶然にも同時刻、演劇クエストで冒険に出ていることに気が付く。不思議な気分。
【101】船を眺める。地元とは違う海の景色。
【 96】わくわくしながら階段を登る。
【 47】公園内をぶらぶら探索。人は殆どいない。静かな場所。
【138】終点ではおじさんが楽器を演奏していた。いつもここで練習しているのだろうか。
【 20】おじさんの邪魔をしては悪いので、宝を横目に、物語を閉じる。