2014年11月30日日曜日

神谷雅宏

【自己紹介】
29歳、男性。会社員。
ドラマトゥルクの落さんのお誘いで参加。
バスの路線と顆粒ダシのカツオと鶏ガラを見分けるのが苦手。


【冒険の記録】
参加日:11月23日
▼150
冒険の始まり。冒険日和の快晴。
スタート地点近くでケンタッキーが食べたくなるが、流石に冒頭から普通すぎると思い、我慢。

▼140、207、171
白い家と青い家を見ながら、コミュニティセンターへ。
たまたま同じタイミングで訪れたスタッフの方と談笑。
諸々のグッズを手に入れ、とりあえず海を目指すことを決める。

▼10、127、146、78
海を目指して歩く。並木道は落葉が進んで、とても綺麗。
冒険の書を読みながら歩いていて、何度か自転車に轢かれそうになる。
危ない。

▼78
マリンハイツショッピングセンター。
昭和の時代を感じさせる建物と飲食店の看板。
築30年から40年ぐらいか。ゲームだったら間違いなく荒くれ者に絡まれるシチュエーション。
それにしても海が見えてこない。コンテナしか見えない。

▼49
バス停に辿り着くが、どうやら横浜方面に戻ってしまうらしいことに気付く。
それは何だか面白くない。
ちょうど腹も減ってきたので、マリンハイツショッピングセンターの中華料理屋で昼飯を摂ることにする。
寂れ感が味わい深い中華料理屋で、ラーメンと半チャーハン。懐かしい味がする。
店にいたのは、何やらワイルドめな中年男性三人と、寡黙なご老人。
男性三人は酒を片手に何やらバイオレンスな話題で盛り上がっている。
何だかいたたまれなくなって、食事を取ったらすぐに席を立った。
いつの間にか、ものすごい満腹になっていた。

▼78、146、127、10、48
若干掟破りだが、旧マイカル本牧前に戻る。
海よりも、とりあえずクエストの目的をクリアすべきだと思ったのだ。
犬状の何かがある噴水の前で一休み。
赤い本を持った男性を見かけるが、機を逃して話しかけられなかった。
胃袋が満たされたら妙に眠くなってきたので、公園方面に向かうことにする。
大体この辺りで、旅の目的を忘れた。

▼76
道すがら、赤いスプレーで「おっぱ 」と書かれているのを見つける。
きっとこの辺りの不良少年が書いたのだろうが、一体どうして最後の「い」だけが書かれなかったのだろう。
スプレー切れだろうか。なら後日にでも書き足せばいい。
わざわざそこまでしようとは思わなかったのか。それでいいのか青春として。
それとも途中で恥ずかしくなったのか。それは青春っぽくていいかもしれない。
そんなことを考えていたら公園に辿り着いた。
広くて犬が沢山いて心地よい。
少しだけ昼寝をした。

▼2
それから、本牧神社へと向かった。
近頃は人間関係で悩むことが多いので、どうにかご利益をもらいたかったのだけれど。
七五三のご祈祷があるらしく、アラサー男性一人では、賽銭も投げられない雰囲気。
仕方なく縁切りと縁結びの社だけお参りする。
色々迷ったが、切り捨てられないものが多いこの人生、諦めて縁結びの願をかける。

▼120、178
新本牧公園の南端あたり。主宰の藤原さんに遭遇する。
そのついでと言ってはなんだが、噂のアンティーク雑貨屋さんに足を踏み入れ、手書きマップを手に入れる。
まあそれはそれそれとして、店主の方がとても素敵なご婦人だったので、色々お話を伺った上に、バッジなども購入する。ホントに綺麗な人だった。
お店で、西へ向かってから三渓園に進むルートを教えてもらったので、そのようにしてみる。

▼95、59
と、思っていたが、少し歩き疲れたので、気紛れにバスに乗ってみる。
満員。何事かと思うほどの超満員。
日々を思い起こしてかえって疲れてしまう気がして、すぐに下車。
辿り着いたのは間門の交差点。
年甲斐もなく、コンビナートの威容に興奮する。
あんなに巨大なものを見たのはいつぶりだろう。
あんなにも大きいのにどこか荒涼としているのは、多分人の気配がないせいだろう。

▼211、110
バスを上手く使えないせいで、流石に足が痛みを覚えていた。
しかし、そこに山があれば登るのが人間の性というもの。
「七曲り」に挑むことにする。
折しも丁度日が沈みかけ、坂の途中から臨む夕空が眩しかった。
ツイッターを開き、ちょうど五分前ぐらいに落さんが同じ道を通っていたことを知る。
なんて便利なんだ、インターネット。

▼182、153、167
間門の交差点あたりから、急激に人の気配が無くなっていた。
この辺りで、3時半を迎え、「あ、これバスの終着点に行ったらクリアじゃね?」と気付く。
しかしバスなど通りそうもない路地に迷い込んでいたので、
とりあえず山手駅を目指した。
途中で良い雰囲気のカフェを見つけるが、ぼちぼち時間が無くなってきていたので、
諦める。
そして駅前。山手駅から出るバスは全て巡回だと気付く。
ああ。絶望。

▼20
こうなったらせめて景色のいいところにいってやる。
駅前で見かけた冒険の書を持った女性につられて、20系統のバスに乗る。

▼125
港の見える丘公園。
僕は大事なことを忘れていた。
景勝地には人がたくさんいる。特にカップルが。
夕焼けに染まる街を眺めているのに、何故か心が荒む。
山を降りよう。街へ帰ろう。

▼31、81、71
歩道のない道が続く。
見る見る日が暮れていく。
たった一人歩きながら、風の吹く音を聞いていると、否応なくセンチメンタルになる。
というかここはどこだ。ワシン坂ってなんだ。
僕はどこから来てどこへ行くのだ。人類の行く末はどこだ。

▼194
そうとは気づかず五叉路を通りぬけ、イトーヨーカドー前へ。
ああ、人里だ。
ほっとする反面、旅の終わりを感じて虚しくなる。
もうすぐ17時になる。

▼55
帰り道などさっぱり分からないので、一度スタート地点に戻ろうかと思う。
しかし道すがら、実にアメリカンでポップなお店を見かけたので、
ついふらふらと立ち寄ってしまう。
ここでタイムアップ。
うん、よく頑張った。よく歩いた僕。
という訳でバドワイザーとフライドポテトで一服。
注文を取りに来てくれたのが、上野樹里似の美人だったので、
今日一日の疲れは綺麗さっぱり消滅した。
良い一日だった。
おしまい。



0 件のコメント:

コメントを投稿